こんにちは、不思議な体験大好きかおるこです。
今日は、私が26歳の頃、ニューヨークの近代美術館MOMAで経験した衝撃的な不思議体験から、
なぜ、香りは願望実現に用いると良いのか、を、スピリチュアルな視点と、脳科学的な視点でご紹介できればな、と思います。
少し長くなりますが、お付き合いくださいー(*´艸`*)
私が体験した香りの臨場感な不思議体験
今でもその時の感覚はリアルに覚えているのですが、実際に体験したのは、26歳の時、
何気なく訪れたニューヨークのMOMA(ニューヨーク近代美術館)での出来事でした。
日本の美術館とは異なり、写真もOKというフランクさに、カルチャーショックを受けながらも、ランダムに一つ一つの部屋を渡り歩いている時に、ふと、大きな肖像画の前で立ち止まりました。
それは、等身大ほどの大きなキャンバスに、中世ヨーロッパの貴族の庭でのティーパーティー(3時のおやつのような)の様子が描かれた油絵でしたが、
目の前に立った瞬間、周りにシナモンのガムを噛んでいる人がいたのか、ふっとシナモンの香りを感じた瞬間、
私は、まるでワープをしたかのように、その絵画の中に入り込んだのです。
それは、臨死体験をした人が時々語る幽体離脱のような、肉体は現実にあるのに、精神だけがふわっと持っていかれるような、
言葉で表現するのも難しいのですが、
シナモンの香りを感じた瞬間、私はその絵画の中にいて、
木々の風を感じ、
空気に含まれる水分を感じ、
足に触る草花のこそばゆさを感じていました。
そこに描かれていたティセットの紅茶はアールグレイだったのだと思います。
ベルガモットの嗅ぎ慣れた香りがそこにありました。
その感覚は、今でも思い出せるほど、とてもリアリティのある体験でした。
ほんの一瞬だったのですが、私は確かに、絵画の中に入ったのだと思います。
私はその体験をもって、香りは情報場と呼ばれる空想の空間にも、瞬時で飛ばしてくれる力があるんだと、確信しました。
後で調べると、それは「没入体験」と言われるものでした。
香りのもつ「臨場感」と共感覚の気づき
その出来事は、とても衝撃的だったので、我に返った瞬間に、その場にいた姉に、今起こったことを興奮気味に話しました。
しかし、同じ場所にいたはずの姉には、シナモンの香りなどなかったというのです。
姉曰く「隣でなんか、ぼーっとしているな、とは思っていたけれど、何を言っているか全然反応ないし、ほっといたわ。美術館は飲食禁止だからガムはないんとちゃう?」と、身内のストレートな発言、、、
確かに、写真はOKな美術館でしたが、飲食はNGだったので、シナモンの香りは私が自発的に想起したものなのかもしれません。
姉と同じ時空間にいたはずなのに、経験が噛み合わない、このちぐはぐな経験が、その後、「共感覚」というものだったと気づくきっかけにもなりました。
共感覚体験②海を越えて感じた香り
アメリカと日本でスカイプで友人と話をしている時、ふと、アロマセラピー系の香りがしたので、
「わぁ、なんかすごい良い香りがどっかから届くよー」って話したら、
「え?!なんでわかったの?今、無意識でハンドクリームつけてたよ」って。
いやいや、アメリカと日本だし、しかもスカイプでの会話なので、
「冗談でしょー」ってケラケラ笑ながらも、彼女がつけていたハンドクリームの商品名(WELEDAのホワイトバーチシリーズ)を聞き、後日、百貨店の専門店へ。
すると、あの時感じた、柑橘系の含まれた、まさに!この香りでした。
それを友人に興奮して伝えると、
「才能とは、自分では当たり前だと思っていることだから、気が付きにくいものなのだよ。それはあなたの才能だと思う」
と指摘を受けて、
「嬉しいな」と思う反面、いやいや、才能なんて、おこがましいです、とずっと否定してきました。
しかし、それ以来、意識するようになって、次第にわかってきたことは、映像、画像、小説に出てくる文章を読んでいるだけでも、香りが本当に香ってくることが多く、
そういえば、昔から、テレビをみながら、食事のシーンであれば、その食事の香りが、海のシーンであれば、磯臭さを感じていました。
ずっと、「偶然」とか「たまたま」とかで、気にも留めていませんでしたが、
これが共感覚だというものだと知ったのは、33歳の頃でした。
4D映画館にて香りがもたらすメリットとデメリット
香りの臨場感について、もう一つ、深く理解した出来事があって、もう少しだけお付き合いください。
みなさんは、映画館ってお好きですか?
映画館とは、その密閉された空間にて、
大スクリーンによる視覚への刺激と、
大音量で流れる効果音による聴覚への刺激が作り出す臨場感によって、
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時には涙を流し、
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時には大笑いし、
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時には驚いて身体がびくっと動いてしまうほど。
家でレンタルしてみる映画と違う、映画館だけでしか得られない楽しみとは、臨場感です。
臨場感にお金を支払っていると言っても過言ではないと思います。
そして映画館は、進化します。
もっと満足感が得られるよう、さらに臨場感を与えるために、映像が立体的に視えて、よりリアリティに近い感覚にできる3D眼鏡が開発されます。
そこからさらに進化して、今では、映像にあわせて座席が揺れたり、送風されたり、4Dという新たな感覚が付け加えられました。
ここでも、五感のうち、最も臨場感を与えることができたのは、香りによる刺激でした。
冷ややかな雨が降り、クライマックスに近づくにつれて、ひんやりミントの香りが漂います。
その瞬間、観客は映像にダイブするかのように、没入してゆきます。
ある企業の感応実験で、爆発音に合わせて火薬の香りを漂わせる手法がとられた時、
観客の中で体調不良を訴える人が続出で、危険であるということで、実験が中止になったという話を聞きました。
香りはこれほど情動に訴えかけるので、使え方を間違えると、恐怖と香りを組み合わせて、トラウマになりかねない、とても危険な実験だったと思います。
しかし、香りの臨場感を与える作用について、深く知られる機会にもなりました。
これは、ぜひ映画館で体感していただきたいです。
香りの臨場感を、願望実現に役立てる
さて、香りの臨場感について学んだところで、これをどう活用できるのか、それは
願望実現は、イメージ×感情
多くの成功者が「願望実現の方法」について、様々な経験を語っていますし、本当に多くの関連書籍が販売されていますが、
基本は、これです
願望実現は、イメージ(既に叶った状態)×感情(臨場感)
望む未来を描いたのに、そこになれない
大手書店にいくと、目立つブースの多くを使って「願いを叶える方法」などの自己啓発、ハウツー本が山のように置かれてます。
それだけ目立つ場所に置かれるということは、そのテーマに関する本が良く売れているからだと思います。
世の中には、それほど「願いを叶えたい、けれど叶えられない人」がいるということかもしれません。
なぜそれほどの本を読んだのに、叶えられていないのか。
その大きな原因は、「臨場感不足」だと言われています。
そして、臨場感が足りなくなる理由は、「その望む未来に自分がふさわしくないという」自己評価の低さです。
とても大切なことなので、繰り返します。
臨場感が作れないのは、そのワクワクする描いた未来に、自分なんかがいけない、という自己評価の低さが原因です。
赤ちゃんの時、私たちは完璧な状態で生まれたのに、成長過程の失敗体験や、誤解した認識などによって、自己評価を低くしていった結果、
私にはふさわしくない、という気持ちを育てながら、でも、夢はみるのです。
そんな分厚い自己否定を強行突破して、願望を実現させていけるのは、唯一、香りがもつ「臨場感」なのではないかと、思ったのです。
私がニューヨークの美術館で体験させられた、摩訶不思議な「臨場感」は、この理論を後押しするものでした。
「あなたの名前と叶えたいこと」から、香りを作成します
才能とは、昔からそれが当たり前であったことから、なかなか気が付くことができなくて、人に指摘されて初めて気が付くものだと言われていましたが、
おこがましくも、もし私の「それ」が、才能の一つであれば、何か世の中に役立てることはできないだろうか、と、ずっと考えていました。
また、私は、自分の体験から、香りが臨場感を与えてくれるのであれば、幸せの臨場感を作るだけで、過去の経験やトラウマなども突破する面白い効果が得られるのではないか、その幸せのイメージを、自分の共感覚で表現できないだろうか、、、と頭でぐるぐる考える日々を過ごし、
ずっと休止していた香りの創作を、再び、必要な方に届けたい!と、思った瞬間に、もう10年前くらいからご購入くださっていたお客様3名様からの突然のメールが届きました。
「香りの再販はいつですか?」
嬉し泣きで、号泣です!
もう、今でしょ!と思いました(笑)
ヤマト運輸の配送補助や、BASEの決済機能など、数年前より格段とオンラインショップがしやすい環境になったこともあります。
ですが、一つの香りを作成するのに、瞑想からはじまり、10数回の試作、香りがおりてこない場合は作れない時もあります。
制作には多少のお時間をいただくこともあるかと思いますが、かおるこさんどっとこむの再スタートを開始させていただきます!