アロマを恋愛に

「3年目の浮気」を防ぐ香りのパワーとホルモンのお話

2017年5月3日

こんにちは、かおるこです。

「三年目の浮気くらい多めに見てよ~♪」という歌詞知っている人いますか?古っ( ;∀;)

昭和歌謡が好きな親の影響で、このフレーズがやけに頭に残っていてるんですが、これ、科学的にも「意外と正しい」ようで、まずはそのメカニズムと、それを回避できそうなお話を、香り屋視点からご紹介したいと思います。

恋は動物脳、愛は人間脳がキーワードです。

三年目の浮気は、動物脳では当たり前?

動物学者いわく、動物の本能に従うとなれば、恋するホルモンのタイムリミットは3年ほどなんだそうです。

私たちは普通、素敵だなと思う相手に出会い、恋がはじまります。

そのはじまりには、情熱をもたらしてくれる様々な恋するホルモンが活躍し、相手を誘惑し、お付き合いがはじまります。

誰でも1,2年はロマンスたっぷりの時期を過ごし、その時も脳のなかでは、報酬系といわれるホルモンが大活躍しています。

恋愛中のホルモンが三年目の浮気の原因

恋愛中は、ドーパミン、ノルアドレナリンの分泌が高まり、セロトニンが低下します。

  • ドーパミン↑ 快の感情を感じる原因となる脳内報酬系の活性化の司令塔
  • ノルアドレナリン↑ 脳を覚醒させ、興奮させる役割
  • セロトニン↓ 感情コントロールの司令塔、低下すると平常心が保てなくなる

恋愛を経験したことのある人は、身に覚えがありすぎて、ちょっと恥ずかしくなりません?(*ノωノ) 私は顔、真っ赤になりましたっっw

普段理性的な人でも、こと恋愛になると人が変わったように感情的になったりするのは、これらのホルモンの働きだったとすると、妙に納得することもあるのかも。

しかし、この状態は、常に興奮している状態、アイドリングをおこなっているような状態なので、体も交感神経が優位となり、休むこともできなくなるので疲弊していきます。

このような状態が永遠に続いてしまうことは、脳にとっては非常事態です。

人の身体は、恒常性を保つために、元の状態に戻れるように機能し始めます。

この、興奮した脳が落ち着きを取り戻す頃というのが、恋から冷めると言われる目安の3年目だったりするのです。

これが、三年目の浮気、という恋愛の賞味期限の理由、ホルモンの調整だったんですね。

じゃあ、三年目の浮気は仕方のないことなのでしょうか?

人間は、動物として生きることと同時に、精神的にも成長してきました。理性的に回避することも可能です。

動物ではなく、人間としての恋愛のカタチ

動物として生きる上で、ホルモンによる調整は本能なので、仕方ないといえば、仕方ないのですが、私たちはホモサピエンスです、

哺乳類である私たちは、一夫一妻制を保つ社会をつくりました。

一夫一妻制にも、きちんとホルモンによる司令塔が存在しています。

そのホルモンが、オキシトシンです。

オキシトシンは、母乳に含まれていることから、赤ちゃんとお母さんとのコミュニケーションツールでもあり、安心のホルモンです、このホルモンは男女の関係に信頼関係を築く役割も持ちます。

オキシトシンが活躍することで、ドーパミンをたっぷりと分泌させることができれば、ロマンス期を過ぎても、今のパートナーとずっと一緒にいることに快感を覚えることができるのです。

オキシトシンを湧き出るほど分泌させたいですよね!

さて、このオキシトシンはどういったときに分泌されるのでしょうか。

実は、食べることで腸からでるホルモンが脳に働きかけて、オキシトシンを分泌させ、満足感を与えることができるとされています。

食べることで分泌されたオキシトシンは、今度は、もうこれ以上食べなくていいと命令を出すこともできます。

昔、おばあちゃんから聞いた「相手の心をつかむためには胃袋をつかめ」というのも、オキシトシン効果を考えると、どこか腑に落ちるところです(笑)

そしてもう一つの方法は、香りを嗅ぐということです。

化粧品メーカーの大手、メナード化粧品が、このたび、香りの肌への作用についての研究結果を発表しており、そこにはこのように記されていました。

香りで幹細胞が元気になる

ローズ、オレンジフラワー、バイオレットなどの天然精油を含む香りを女性にかいでもらい、効果を検討しました。

その結果、唾液中のオキシトシン濃度が1.8倍あがり、脳から「オキシトシン」と呼ばれるホルモン分泌が促進されることを発見しました。

引用元:メナード化粧品http://corp.menard.co.jp/research/tech/tech_05_01.html

そもそも、オキシトシンが分泌されるのは、母子、男女、親子のスキンシップによるものといわれているが、井戸端会議やガールズトークなどの会話でも分泌されることがわかっているので、安心とか、信頼とか、そういった心理的な要素が強いのかな?と思いました。

結論!

  • 男女ともに、お互いにアロママッサージ(本格的なものでなくても大丈夫です、香り入りのオイルを塗布して背中をさすったり、腕をもむくらいで十分OK)すること
  • 胃袋を掴むこと

刺激的な恋愛は3年を目安にして、安心、信頼、共に人生を歩むという関係性にシフトしていくことが上手な恋愛なのかもですね。

「長すぎた春」にならないよう、鉄は熱いうちに打て!自分も相手も恋愛ホルモンが出ている間に動くこと、大切です!

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