アロマの効能を新聞からピックアップ温泉のにおいに森の成分
カネボウは8日、温泉のにおいに森をイメージさせる香り成分などが含まれ、人体をリラックスさせる効果があることが分かった、と発表した。これまで温泉の泉質とその効果は分析されているが、においに着目した研究は初めてという。
神奈川県・箱根の小涌谷温泉と芦之湯温泉、和歌山県・白浜温泉、群馬県・草津温泉の計4カ所で採取した温泉水を分析した。この結果、一般的な温泉のにおいの元になる硫黄化合物のほか、松や杉、ヒノキなどが発するセスキテルペン類などの香り成分が検出された。
この分析を基に、香り成分を合成し、人間の脳波や心拍数などに及ぼす影響を調べたところ、リラックス効果を示す結果が出たという。(共同通信より)
昔から言い伝わっている香りの効果がこのようにしてサイエンスティックに検証されていっているのが、今の香り世界のようです。